2010年9月23日木曜日

Money laundering & terrorist financing in Italy

日本のメディアも報じていますが、バチカン・ローマ法王庁の銀行預金の送金が、イタリアの対マネーロンダリング関係法に違反している疑いがあるとして捜査されています。

http://www.guardian.co.uk/world/2010/sep/21/vatican-bank-chief-investigated-laundering
http://www.irishtimes.com/newspaper/frontpage/2010/0922/1224279435168.html
http://www.bbc.co.uk/news/world-europe-11380628

一方、イタリアのある銀行は長年リビアとの取引関係が深く、近年は風当りが強まっているようです。

http://www.guardian.co.uk/business/2010/sep/21/unicredit-boss-expected-to-quit

2001年の9/11テロ以降、各国の金融当局の連携でマネーロンダリングとテロ資金供与対策(Anti-money landering and countering terrorist financing, AML/CFT)は緊密化しています。日本でも警察庁主導で有識者会議を開くなど、不透明なマネーへの監視は強まっており、ローマ法王庁の資金に対する捜査は、宗教(団体)も対象の例外でないことを物語っていると言えます。

http://www.npa.go.jp/sosikihanzai/jafic/index.htm

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