修士論文では、大学院のある教授から「北アイルランドと旧ユーゴスラビアのAML/CFT比較には無理がある」と指摘されました。北アイルランドとスペインの国内テロ対策か、バルカン諸国、例えばクロアチア、ボスニア・ヘルツェゴビナ、セルビアの3か国のテロ対策比較のどちらかを選んではどうかと提案され、迷っているところです。せっかくアイルランドで学んでいる身ですが、何度か訪れて馴染みのあるバルカン比較に決めようかと考えています。ボスニアの情勢は今も不安定な面があり、研究を進めるにあたって、ニュース性を追求できる可能性もありそうだからです。
以下は、2005-2008年のFulbright Scholarでバルカン出身の政治学者。
- Andelic, Neven: University of Sarajevo
- Pavlovic, Dusan: University of Belgrade
- Tahiri, Edita: University of Pristina
http://www.assembly-kosova.org/?cid=2,102,525
こちらはTraCCCで旧ユーゴスラビアの政治と地下経済を研究していた米国の官僚Christopher A. Corpora氏の論文。研究提案で引用させてもらいました。
http://www.cla.wayne.edu/polisci/dubrovnik/readings/corpora.pdf
余談ですが、ワシントンDC留学時に同年代のフルブライターとして仲良しだったアルゼンチン人の研究者が、2011年3月からドイツ・デュッセルドルフにある大学院の博士課程で学ぶことになり、近いうちの再会を約束しました。国籍も専門も違っても、こうしてつながりを維持できるFulbright Networkの強さには感謝しなければなりません。
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