修士論文と、今月15日が提出締め切りになっているInternational Securityのエッセイのために文献を乱読していたら、旧ユーゴスラビアや北朝鮮、北アイルランドに絡む興味深いつながりを発見しました。少し前の話で今更の感がありますが、それでもこれから勉強する身にとっては大ニュースです。
一つはセルビア本国とボスニア・ヘルツェゴビナのセルビア人地域スプルスカ共和国が、イラクのサダム・フセインに武器を供与していたという、International Crisis Group (ICG)のレポート。
http://www.crisisgroup.org/en/regions/europe/balkans/serbia/136-arming-saddam-the-yugoslav-connection.aspx
(PDFファイルの詳細レポートもあり)
もう一つは、北アイルランドのIRA関係者が北朝鮮製の偽米ドル札「スーパーノート」を英国や東欧で流通させていたというIrish Timesと、The Suday Independentの詳報。
http://www.irishtimes.com/newspaper/features/2005/1017/1127148503174.html
http://www.independent.ie/national-news/us-pursues-sick-old-republican-in-counterfeit-scam-1622972.html
今後、研究と勉強を続けていく中で、学術的にもニュース性のある発見を自分自身でできればと思います。余談ですが、ICGのPDFファイルに出ているのですが、ボードメンバーの中に、朝日新聞主筆の船橋洋一氏が日本人として唯一含まれていたことにも驚きました。
北朝鮮関連で加えると、米国のSylacuse Universityが2011年春に、北朝鮮・平壌のKim Chaek Universityと若手研究者の交換交流を始めるようです。両大学は2001年に図書館情報プログラムとソフトウェアに関して提携しました。 US Congressional Reseach Serviceのレポートが明らかにしています。
http://www.fas.org/sgp/crs/nuke/R41259.pdf
CRSレポートはかなり広範囲の分野について随時まとめているので、米国の国益のための視点とはいえ、フルブライト留学時代から非常に重宝しています。リンクをお気に入りに加えておきました。
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