2010年9月18日土曜日

Paris & Tokyo Police

9月10日から16日まで、フランス・パリへ行ってきました。友達との再会の合間を縫って、エッフェル塔、ノートルダム寺院、凱旋門、ルーブルとオルセー両美術館を見て回ってきましたが、個人的に強い感慨を抱いたのは、パリ警視庁(La prefecture de police de Paris)です。


http://www.prefecturedepolice.interieur.gouv.fr/Pied-de-page/node_478/node_1302

なぜ感慨を持って眺めてきたか。日本の警察制度と警視庁(Tokyo Metropolitan Police Department)のモデルだからです。司馬遼太郎著「翔ぶが如く」第一巻では、冒頭で日本警察の父・川路利良大警視とフランスの警視総監・ジョセフ・フーシェ(Joseph Fouche)について触れた後、物語を維新後の明治初期へ展開していきます。


5-6年前、警視庁を退官した元警察官を取材する機会があったのですが、川路大警視と同じ鹿児島県の出身だったその人は、川路とその語録「警察手眼」について誇らしげに話してくれました。そんな経験もあったためパリ警視庁を訪れたのですが、豪華な構造の本部には一般人が入れるような博物館はありません。受付の警備によると、パリ5区の警察署にあるとのことです。

滞在中、International Herald Tribune紙(13日付)で、「フランスへのテロの危険性はこれまでになく高まっており、パリの地下鉄でアルジェリア人のイスラム過激派によるテロがあった1995年並みの危険度だ」とフランス諜報機関が分析しているという記事を読みました。仏紙"Le Journal du Dimanche"からの転電なのですが、詳しく読もうにもフランス語を解せないため、語学力の必要性を実感しました。


少しの仏語力と知識があれば、博物館はもちろん、パリ警視庁正面玄関に架かる碑文も難なく読めたでしょう。

仏諜報機関が指摘した「テロの危険性」とは、この組織が絡むテロの可能性だったのでしょうか?

http://www.bbc.co.uk/news/world-africa-11376257

0 件のコメント:

コメントを投稿